2004年03月26日00時26分35秒

またしても八ヶ岳南麓天文台(株式会社八ヶ岳アスロトビレッヂ)の職員が
辞めたそうだ。これで何人目だろう。残留を続けている中川氏以外に
研究職で続くものがいないことを、未だに「辞めてった人間のほうがおかしい」
と思い続けているのだろうか。

今回は「今後この研究を続けていくかどうか」ということを、
研究費を献上してくれている実験情報FAXなどの受信者に
問いかけているそうだが、
「手前味噌な情報だけを出して都合の悪いデータは隠すか改竄する」
という姿勢を貫いている限り、「科学研究所」としては自滅行為だろう。

串田夫婦は「我々が如何に最も優秀な科学者か」ということを毎日のように
狭い研究室内で吹聴しまくっていたから、辞めていった人間と
残っている自分や中川氏のどっちが科学的に真っ当なのか気が付かないのだろう。

上記の情報を寄せてくれた方も嘆いていたが、折角劣悪な労働環境(※)と
知った上で遠路はるばる観測研究に馳せ参じてくれたこれまでの研究員たちを、
私のときのように陰湿な形で責め立てて辞めさせることばかりしていたら、
誰も手助けしてくれる人間が居なくなるだろう。

 (※)天文台就職のために使った引越し代金も、引き払うときに使った
    引越し代金も私の自腹。そこで暮らすための必需品である
    四駆の自動車購入代金も私の自腹。(お陰で大金が消えていった)
    一応勤務時間は一定に決まっていたが、
    一個一個個性のある中古ペンレコーダーのペンと記録紙の
    時間経過による欠測の発生は、毎日のように必ず発生することが
    避けられないのに関わらず、全て一人の研究員の落ち度として
    叱責を受けるので、リアルタイム研究室として当然あるべき
    「3交代制」なんて夢のまた夢。一旦ここに就職すると、
    24時間365日ちゃんと仕事を休める日は来ない。
    増員してちゃんと引継ぎ項目を決めて勤務を回せばいいのに、
    平気で職員を解雇するのでは、
    誰も勤めようなんて篤志家は出てこないのでは?

これまで時間が無くて報告が遅れていたことがあるのだが、
『「地震前兆検知」実験観測情報 No.907−1/2』
(2001.12.12送信)において、
火山性群発地震前兆の特集を組み、
「関東広域II モニター」とリンクする他のモニターを
13も紹介していながら、その後、その13個の経過を
一切紹介していないままだった
(少なくとも私を解雇したときまでそうだった)
ことについて、実験参加者に天文台から説明はあったのだろうか。
実は当該計14のチャンネルについて「観測データの一貫性」を
傷つける事実が発生していたである。

当該「関東広域II モニター」を含めて、この情報を発信した直後、
中川氏によって全チャンネル一斉の設定周波数更正が行われたのだが、
これによって14チャンネルに出ていた「火山性群発地震前兆」が
全て発生しなかったり大幅に小さくなってしまったのである。

観測機器は時間経過と共にだんだん設定周波数からずれていくので
周波数更正はおおむねひと月に一回はやるようにしてはいたので、
このこと自体は責め立てるのは酷というものだが、
「前兆が消えてしまった」
ということによって慌てた串田氏は中川氏に
「関東広域IIだけは昨日のレベルが出るところまで設定周波数を戻せ」
と命令したのである。そしてその後、実験観測情報(FAX等)には
この事実を隠したまま「関東広域II モニター」の観測結果だけ
掲載し続けていたのである。

当時、この観測結果は、地震予知の側面について
串田氏が記事を連載していた週刊朝日2001.12.21号の
『地震予報への道(第30回)』と並んで、
27ページからの「富士山 噴火の前兆か」
という記事になって大々的に話題にされていた。
ところがおおもとの八ヶ岳の研究室では、
その記事の情報を揺るがすデータの出現に困り果てていたのである。
結局、「設定周波数を規定よりずらしたままにする」ということで
見た目データが一貫性を持っているようにして、
なんとか発生予測情報を発信し続けていたのである。
でも、設定周波数を更正したら消えてしまうようなデータなら、
それは
「自然と発生する経年変化が原因となった見かけ上の異変」
である可能性もあるのである。上記のように事実を隠したまま、
主観によって作られた一方的な期待的なものだけを
「解析結果」としてFAXを発信することは
科学としておかしいと感じないのであろうか。
この事実は、八ヶ岳南麓天文台が記録紙を公開すれば一目瞭然である。
私の書くことに疑問のある方はその目で確認してください。
この事実について記事を書いた週刊朝日は総括したのであろうか。

(すでに報道関係者としてどこかで検証がされているようでしたら、
どうぞその文献の発行元と日付などを教えていただけますと幸いです。)

もしも今後も科学研究所として研究を続けていきたいのであれば、
解析情報を発信する研究室に外部から監査委員を導入し、
発信情報の科学的妥当性について目撃者となってもらい、
独自の視点から問題点がないかどうか検証するようにするべきである。

まあ、理想的には上記のことで問題点はかなり解決するはずであるが、
一民間研究所の検証のために常駐して解析会議を検証してくれる人の
人件費をどこが出してくれるだろうかという現実問題はありますね。
でも仕方なく天文台の経費で内部監査委員を導入しても、
そのことがその人に天文台に反論する自由を許さないかもしれないし、
第一、自尊心がとりわけ高い串田夫妻にはそういう人間の存在は
疎ましいとしか思えないでしょうから、
今回のように研究が行き詰まるのも仕方ないかもしれません。
地電流観測(VAN法)も地震雲(と串田夫妻は決め付ける)観測も
八ヶ岳でやっていますが、これについては後日また報告します。

ただ、最後に念を押したいのは、私としては、研究所が如何に
私に接した事実があろうとも、KT法で捉えられた観測結果の
そのものについてはあくまでも中立の立場です。
阪神大震災を起こした地震の前兆というものが、
同じような条件で起こるであろう小田原地震や、
違う条件(海の深いところ)で起こるであろう東海地震などの
場合にどう出るか、本当は中に居て目撃してみたかったです。
自分の目で確かめたものこそ、本当に信じられるというものですから。
(決して「他人の言うことは信じられない」ということではありません。)
だから自腹で大金をはたいてまで海のものとも山のものとも分からぬ
八ヶ岳に就職したのでした。

2004年04月06日23時23分53秒

知人が教えてくれて確認しました。八ヶ岳が流すFAXの文責を示すはんこが、
前回までは串田夫婦の2つと中川氏と門馬氏との計4つあったのに、
最新版では串田夫婦だけになったと。

何時までも自分以外の人間を対等の存在として扱えず、
どんどん人材を流出させて自滅していくのだろうか。
間違ったときには、面子なんてくだらないことにこだわらず
素直に謝ってデータに素直になればいいのに。。。

「バカとはさみは使いよう」
という言葉もあるが、真に能力のある人ならば、
一見使い物にならないような人材も見事使って見せるものである。
「バカとはさみは使えんよ〜」って愚痴を言うばかりでは
そんな人間は進歩しない。